ホーム > FX決死隊オススメ!FX活用術 > 外貨預金 VS FX【初心者が一番得する外貨投資は?】
外貨預金とFXの違いとは?
「外貨投資」として人気のある【外貨預金】と【FX】。
両商品共に為替レートの変動による利益「為替差益」とスワップポイントと呼ばれる「金利差収入」を得るという意味では同じですが、その取引方法やメリット・デメリットは大きく異なります。
あなたは外貨預金とFXの違いを知っていますか?
「外貨預金」は銀行で外貨を買い、これを口座に預けて利息を稼ぐ投資方法です。
預金利息が低い日本の銀行に預けるよりも高金利ということで、資産運用の方法として人気があります。
長く預けることが前提の商品なので、預金の出し入れには高い手数料がかかるというデメリットがあります。長期的に資産を増やすことを目的としているので、短期間での運用には適していません。
「FX」は証券会社やFX専業会社を通して外貨取引を行う方法です。
スワップ金利を毎日得ることができ、多くのFX業者は「取引手数料が無料」なので低コストでの取引が可能です。
またレバレッジをきかせることができるので、小額からの取引でも大きく利益を得ることが可能です。ただし、レバレッジをきかせた場合は逆に損害が大きくなるというデメリットもあります。
24時間いつでも好きなときに出し入れが可能なので、積極的に資産運用を行うことができ、短い期間で利益を上げたい場合はFXが向いています。
両方ともにメリットデメリットがありますが、実際のところどちらを利用する方が得なのでしょうか?
外貨投資の初心者にも分かるように、外貨預金とFXを徹底比較してみます。
取引コストが安いのはFX
外貨を売買する際の主なコストとしては、スプレッド(売値と買値の価格差)と手数料があげられます。
特に取引コストを抑えるために重要なのは手数料です。
例えば1ドルを円に交換しようとすると、外貨預金の場合は約2円の交換手数料が必要になります。しかしFXの場合は、手数料は0円という会社が主流なので、外貨預金よりもずっと低コストでのトレードが可能です。
外貨預金は銀行に預けるということで安心感がありますが、実際はかなりの手数料が取られてしまうことになります。せっかくの金利が手数料のせいで結局は利益がないということも有り得るので、取引コストには注意が必要です。
取引コストを抑えるなら断然、FXの方がお得です。
FXのリスクが心配なら「レバレッジ1倍」で取引しよう
「取引コストの面でFXがお得!」と聞いても、初心者の方にとって心配なのが「FXのリスク」ではないでしょうか。
FXは外貨預金に比べると、レバレッジをきかせることで少ない金額で大きな取引ができますが、大きな利益が得られる分、逆に損失が大きくなる可能性もあります。
リスクが心配な方は「レバレッジを1倍」にして取引しましょう。
レバレッジを1倍にすると外貨預金とまったく同じ状況になるため、外貨預金と同じように低いリスクで取引することが可能です。
FXのハイリスク・ハイリターンを抑えることができるので、FX初心者の方にも安心です。
円高を上手く回避できるのはFX
外貨投資をする上で最大のリスクは「円高」です。
外貨預金は原則として「途中解約」ができません。
円高になった場合、外貨預金だと確実に資産が減り損をしてしまいます。
逆にFXは24時間いつでも自分の好きなタイミングで外貨の売買ができるため、外貨預金に比べてリスクをおさえることができます。
「24時間取引可能」。これは損害を最小限に食い止めることができるので、資産運用をする上での大きな強みです。
預金保険制度がない外貨預金
預金保険制度とは、万が一金融機関が倒産などした場合に、預けた資金を補償してくれる制度のことです。
実は、外貨預金にはこの預金保険制度がありません。
FXの場合は信託保全により全額保全してくれるので万が一の時も安心です。全てのFX会社で信託保全を保証しているわけではありませんが、大手の有名なFX会社ではほぼ完備しています。
FXの口座を開設する際には、信託保全を保証しているかを必ず確認しましょう。
FXと外貨預金の違いを表にまとめてみました。
外貨預金 | FX | |
---|---|---|
取扱金融機関 | 銀行 信用金庫 | 証券会社 FX専業会社 |
預入金額 | 10万円程度~ | 自由に選べる |
預金保護制度 | 対象外 | FX業者によっては信託保全により保証 |
手数料 | 業者、外貨の種類によって異なるが1ドルあたり1円~4円(往復)程度 | 業者、外貨の種類によって異なるが1ドルあたり0円~3銭(往復)程度 |
換金 | 期間が決められている | 24時間いつでも可能 |
取引可能時間 | 銀行・信用金庫の営業時間内 | 土日以外の24時間 |
メリット | ・普段利用している銀行で手続きできる ・日本で貯金するより金利が高い ・インフレリスクを回避できる ・為替差益が受け取れる可能性あり |
・手数料が安い ・いつでも決済可能 ・少ない元手で始められる ・24時間取引可能 ・レバレッジが使える ・円高でも儲けられる |
デメリット | ・手数料が高い ・途中で解約できない ・元本割れするケースがある |
儲けが大きいが損失も大きい |
上記の表からもわかるように、FXを利用した方がメリットがあるといえます。
外貨預金はリスクが低い分、手数料が高めに設定されているので、トータルコストを考えると外貨預金よりもFXの方が断然有利です。
FXについて多くの人は「FX = デイトレード」と思い、ハイリスク・ハイリターンでギャンブル性の高い投資方法だと考えているようですが、実際のところオススメしている「レバレッジ1倍」のようにレバレッジをきかせずに取引をすれば、FXは危険なものではなく、銀行の外貨預金よりもずっと安全で、ずっと有効な投資方法であるということを知っておきましょう。
効果的な資産運用を目指すにはFXの方がオススメです。